夜、寝る前の困り事
寝付きはいい方です。
問題があるのは、布団に入る前の就寝準備の時や、布団に入ってすぐの、まだ意識がハッキリしている時。
隣は両親の寝室で、壁も厚くないので隣から物音がよく聞こえます。
いびきとか。
いびきなら大丈夫なんです。
問題は、その他の音です。
特に、父の発する物音。
父はよく寝言を言うのですが、大抵が唸り声やうなされているような声です。
それを突然「うぁっ!」という感じに発します。
それから、たまに咳き込みます。
むせる感じです。
これらの音がよく聞こえてきます。
正直、病院で見てもらった方がいいんじゃないかと思う感じなのですが、病院嫌いのせいか深刻に考えていないのか、勧めてみても行く気配はなく。
そして私は、これらの物音がとても怖いのです。
基本的に、父が発する物音は「怖いもの」という認識が、私の中にこびりついています。
普段の足音も、ドアを強めに閉める音も、食器を雑に置く音も、鼻をすする音も、咳の音も、くしゃみの音も、むせる音も、遠くて内容は分からないけど何かを話している音も、声も。
私の精神状態にもよりますが、大体を怖いと思ってしまいます。
特に寝る前の物音は、私の調子が悪いと聞こえた瞬間に反射的に「ごめんなさい!」と思ってしまいます。
怯えてしまいます。
怖いのは、父が怒っていると思ってしまうからです。
怒っていると思うのは、父は怒るとよく大きな音をたてていたからです。
これらが繋がって、
「父が大きな音を出している→父は不機嫌・怒っている→私のせいかもしれない→怖い・ごめんなさい」
こうなります。
怖くて動けなくなる時もあります。
最近は、怖く思う度合いや頻度はいくらか減ってきたように感じます。
完全にこの状態から抜け出すには、しばらく時間がかかると思います。
というより、どちらかが生きていて、一緒に生活している内は、ずっと続くと思っています。
折り合いをつけて、なんとか感情と上手く付き合って、できれば、このことを父に知られないようにしなければ、と思います。
寝てる父に悪気はありませんし。
父が大きな音を出していても、私のことで怒っている可能性は低いことは分かっていますし、悪意があって大きな音を出しているわけではありませんし、何より大きな音だと思っていないことも多いでしょうし。
私が過剰に反応してしまうことに問題があるんです。
それが分かっているだけに、本人に言うわけにはいかないんです。
言ってしまうと、父が家で生きづらくなってしまうでしょうから。
今回はここまで。